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仙代千歳のブログです

奇妙な創価学会

昭和時代の末期は宗教ブームと言われるほど新興宗教が乱立していました。私も高校を卒業すると、数多の宗教団体から導きを受けましたが、自分の感覚では、とても宗教をやってるとは思えない団体が複数ありました。そのうちの一つが海外にも信者がいる創価学会です。

 

線香に蓋

創価学会では仏壇に線香を立てません。線香に火をつけたら、横にして仏壇に置くのです。線香を横にできる線香立て、いや、線香置きを使っているのです。そして上から蓋をする。

なぜ蓋をするのか?

部屋がすすけるから、煙が部屋に充満しないように蓋をするのだという。

確かに部屋はすすけます。しかし、それでは線香を焚く意味がない。煙を出ないようにするなんて、私の感覚では有り得なかったです。

 

仏花は一つ

創価学会では仏花は一つしか供えません。仏花は普通、仏壇の左右に一つづつ、一対を供えます。それが、左か右のどちらかの端に一つだけしか供えてないのです。

寺に行けば仏花は左右に供えてあります。仏壇は、信者が寺に来なくても自宅で礼拝できるようにと、お釈迦様が考案したものだと聞いています。寺のミニチュアが仏壇なので、寺と同じにしてるものだと思っていました。

 

読経なし

創価学会では、仏壇の前で読経しません。お題目「南無妙法蓮華経」を、ひたすら唱えるだけです。般若心経さえ読まないようです。

日蓮は「法華経でないとダメだ」と言って、日蓮宗を国教にするように進言しましたが、天皇は認めませんでした。

でも、日蓮宗なら、法華経は必須なのではないですか。

南無妙法蓮華経は【法華経に帰依する】という意味です。帰依するとは、拠り所にして深く信じ、その力にすがるという意味です。

学会員は毎日、仏壇の前に座って、ただただ「法華経に帰依します。法華経に帰依します。」と二十回も三十回も繰り返し唱えるのです。そう言いながら、その後、ただの一度も法華経を読む事がない。これは変ではないですか?

創価学会は宗教団体というけれど、宗教らしい事は何もしていないのではないかと思います。

 

私は、話を聞いた数多の宗教団体の中で、某日蓮宗新興宗教に入信したのですが、創価学会とは違う教団です。その教団は先祖供養を最も大事な事としていました。私は先祖供養の必要性は感じていたので、入信する事にしたのです。

その教団では一通りの事はしたと思います。

 

読経

読経は普段は短いお経だけですが、本部に集まって読経する時は法華経も読みました。自宅でも、お盆には法華経の中の二品ぐらいは読むように言われました。

 

写経

私は、般若心経だけしました。

 

水行

自宅で百日水行をしました。正月には本部で、申し込んだ人だけ水行出来ました。 

他にもありましたが、主な事はこのぐらいです。教団では気の合う人は少なかったですが、やって良かったと思います。 

学会員は知識は多いんです。六道輪廻など、最初に教えてもらったのは学会員です。でも、線香に蓋をするなど、先祖より生きてる人間の都合を優先するような考え方には、ついて行けないものがありました。目に見えない世界を語りながら、目に見えない世界の都合を考えてないようで、奇妙な集団だと思いました。

最後に。リンクした妙通寺のサイトには、創価学会日蓮正宗を破門になった経緯について書かれてます。まるで、創価学会の方から破門になるように立ち回ったように思えて、こちらも奇妙です。 

創価学会日蓮正宗から破門された理由(わけ) - 日蓮正宗 妙通寺 <ホームページ>
https://www.myotsuuji.info/%E5%89%B5%E4%BE%A1%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%81%8C%E6%97%A5%E8%93%AE%E6%AD%A3%E5%AE%97%E3%81%8B%E3%82%89%E7%A0%B4%E9%96%80%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%90%86%E7%94%B1-%E3%82%8F%E3%81%91/?mobile=1

 

追記
この記事を書いたあとで、法華経で検索したら、こんなニュースが!

●瓦経が県内初出土 熊本市の上ノ郷遺跡 粘土板に法華経刻む
https://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/kumamoto/article/434199/


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2018/07/17に発掘されたそうです。学術的にどれほど貴重かはわかりませんが、肥後の領主だった加藤清正は熱心な日蓮宗の信者でしたから、清正時代の物かも知れませんね。